転職した時の賃金の増減は、誰もが気になるところだと思います。
私は残念ながら下がってしまったのです。
それまでが良すぎたということが転職して分かったというところと、キャリアチェンジだったので、それでもいいかなと納得はしました。
それで、一般的にはどうなのか、厚生労働省の平成27年の調査(現在のところ、これが最新でした)がありましたので、ちょっと見てみましょう。
【厚生労働省:雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)】
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/6-18.html
結果の概要>平成27年転職者実態調査の概況
個人調査
1.直前の勤め先および現在の勤め先の状況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-h27-2-01.pdf
2.離職理由
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-h27-2-02.pdf
「1.直前の勤め先および現在の勤め先の状況」を見てみますと、賃金の状況は、40代前半までは、減少よりも増加のほうが多いのですが、40代後半からは、増加よりも減少のほうが多くなっています。
そして、「2.転職理由」を見てみますと、“人間関係”が多いのかと思いきや、賃金も含めた「労働条件」や「満足のいく仕事内容でない」という方の割合が多いのは、ちょっと驚きでした。
だって、世間では、表向きは違うけど、転職理由のほとんどは“人間関係だ”って言いますから。
これは、全国調査の結果なので、個別には違うことも多いです。
それで、この2つの調査結果から思うのは、労働条件が悪いから転職しようと思っても、転職先では賃金がさらに減るという結果になる場合が多いので、それなりの覚悟が必要ということでしょうか。
あなたがどうしても転職したいと思うなら、賃金が減ったとしてもやりたい仕事で苦労するほうが良いとか、ぜひチャレンジしたいという気持ちなら、転職してもOKだと思います。
それで、もし転職するなら、あなたが転職先で発揮できる能力は何か、強みは何か、それを相手に伝わるように表現できるか、これがとても重要になってきます。
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