感情開放コーチング

森喜朗会長のように肩書が凄くても、人の話を聴けないコーチの未来

元総理大臣で東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言が話題になっていますね。

これだけの人がなぜこのようなことを言うのか、まあ、もともと森さんは失言の多い方ですから、またかと思ってしまいました。
たとえ人から聞いた話だとしても、この場で言う事かどうかよくわかりませんでした。なぜ、こんな発言をここでしたのかということです。

それにしても、なにか、女性に関して言いたいことがあるのかと思いました。

さて、先日あるコーチングのコーチ仲間のZOOMでの集まりで近況報告をしていたら、「女性はすぐに感情的になる」と報告した、すごい資格を持っているおじさんコーチがいました。

何があったか知りませんが、女性がとっても多い集まりの中でそういう発言するなんて、、、、と思っていたら、まわりからは、「女性でも感情的にならない人はたくさんいるし、ステレオ的な発言はしないほうが良いのでは?」と、かな~り穏やかな声で伝えていました。

さすが、皆さんコーチなので、普通とは伝え方が違います。
声の調子も心得たものです。

ところが、そのおじさんはお酒を飲みながらの参加だったことも手伝ってだと思うのですが、「ぜったいに女性の方が感情的だ」と断言し、「コーチの信条として、自分に受け入れられないことは排除する」と言って、聞く耳を持たない状態になりました。

頑固だなあ。。。

そこに参加していた女性は、できるだけ穏やか~~な声で「コーチとして、相手の想いをくみ取るのも大事では」とかアドバイスしていたのですが、一向に聞く耳を持たない状態です。

その時に、「今までのコーチングで悪い評価をもらったことが何度かあって、それも受け入れられないので、排除している」とも話していました。

この話を聞いて、他の参加者は唖然とした状態。
この状態で、その集まりが終わりました。

そして、こういう状態になると嫌な思いをする人が出てしまうので、その集まりは違う形で、、、、と言うより、集まることを止めました。

この話を知り合いにしたところ、「え~、昨日のオリンピックの会長の森さんと同じじゃない。おじさんって嫌ねえ。」とおっしゃってました。

おじさんとひとくくりにしたくはないのですが、確かになあと思ってしまいました。もう少し謙虚な気持ちだと、まわりの態度も違うのにと思います。

それにしても、コーチングの大事なフィードバックを、受け入れられないと言ってしまうのは、コーチとしては、なんともったいないことです。
このフィードバックで自分のコーチング力がさらに高まると思うのです。

フィードバックをよく吟味して、受け入れてみるところとそうでないところを区別し、自分を成長させていくということも必要です。

だけど、最初からすべてを否定してしまうなんてもったいないなと思います。

後日、その集まりに参加した女性と話す機会がありました。
やはり、そのおじさんコーチとは距離を置きたいと話していました。そうでなくても、フィードバックを受け入れられないコーチはコーチじゃないと思っているとのこと。同感です。

人の話を聞かないコーチも多いけど、自分の考えをクライアントに押し付けるコーチも多いよね、何ていうことも話しました。
世の中、こんなコーチがたくさんいると思うとぞっとします。
だから、あるところでは、コーチングは役に立たないとも言われています。

人の振り見て我が振り直せ

自戒を込めて、今日もコーチングです。
もっと未来をよくしていきたいから、自分磨きも頑張ります。