公務員面接の合格への道

特別区の面接突破のポイントはこの3つ!

さて、もうすぐ特別区の筆記試験の結果が発表されますが、ドキドキしながら待っている人も多いことでしょう。

筆記が受かったら、次は面接ですね。
結果が分からなくても、面接の準備はしておくべきです。

昨年は特別区の受講生が多く徹夜で添削した日もあったのですが、今年はとっても少ないです。
Ⅰ類の1次試験受験者数は9019人で昨年より多いのですがねえ。

さて、面接の突破ですが、ポイントは3つ

  1. 3分間プレゼンテーション
  2. 面接カード
  3. やりたい仕事

どうしてこれらが重要なのか、1つずつ見ていきましょう。

1.3分間プレゼンテーション

面接の最初に、この3分間プレゼンの時間がやってきます。
ブースがいくつも並んでいる中で、それぞれのブースで一斉にプレゼンを始めるので、周りの声にかき消されないように、ペースを乱されないように、面接官に分かりやすいように声を届けることが重要です。

しかも、2分55秒~3分の間に終わらせましょう。

安達先生が言うには、「テーマがあらかじめ決められているのだから、面接官は当然これくらいは練習してきているでしょうと思っています」とのことでした。
公務員面接の達人の受講生の結果報告では、2分40秒で落ちたという方もいますし、3分ちょっと過ぎで落ちたという方もいます。

これ、面接の最初でしょ。
だから、これが練習通りにいけば、その後の質問も余裕をもって臨めると思います。
なので、時間を測ってしっかりと練習しましょう。

2.面接カード

これは1番の3分間プレゼンにもつながるのですが、面接カードに書いた内容を中心に質問があります。

他の自治体では、「面接カードに書いてあることを聞かれなかった」というのもたま~に聞きますが、特別区は面接カードの深堀質問がメインです。
なので、面接カードに書いた内容について、どんな深掘り質問が来てもよいように、準備をしっかりしておく必要があります。

注意点は下記の2つ。

  • 質問をよく読むこと
  • エピソードの詳細をよく思い出しておくこと

まず質問をよく読むってことについて、、、、
面接カードには3つの質問がありますが、特に1番目はプレゼンで話す内容の元となるものですので、表現がとっても重要です。
なので、質問をよく読んでください。

こういうと、皆さん「読んでいます」と思うかもしれないけど、こんなこともあるのです。

例えば面接カードの3つ目の質問「チームで1つの物事に取り組んだ経験について教えてください。そこでのあなたの役割と、独自の考えやアイデアでチームに貢献したことを具体的に書いてください。」で、独自の考えやアイデア問う部分が抜けていたりします。
この質問では、ここが一番重要なんですよね。
こういうところをしっかりと考えて貢献するというエピソードがあまりないからです。

次は、エピソードの詳細を思い出しておくこと。
面接カードの内容は、必ず深掘り質問が来ます。
ですので、書いた内容のエピソードを詳細に思い出すことが重要です。

どんな行動をしたのかだけではなく、なぜそれをやったのか、どうしてその行動をとる必要があったのかなど、「自分の思考」がどのようなものだったのかをしっかりと思い出すようにしましょう。
ここが一番重要!

だいたいの方はここを無意識にやっているので、なかなか思い出すことができないと思いますが、しっかりと思い出して準備してください。

3.やりたい仕事

ここは、他の自治体でも同じなんですけど、とにかく大事です。

なぜやりたいのかはもちろんですが、現在の状況とその課題をしっかりと調査しましょう。
だって、やりたいことは、今でも施策として実施されていることがほどんどだと思います。そのことをやりたいと言っても、面接官は「だから?」と思うだけでしょう。

なので、そこにあなたがなぜそこに必要なのか、そこをよく考えてみてください。
自分がその事業の施策をやるならどのようにするのか、それは現状とどのように違うのか、課題をどのように認識しているのかなど、あなたが施策を実施するにふさわしい人だということを訴える必要があるのです。

その時の数字は大事です。
例えば、「やりたいことは子どもの貧困をなくすことです」と言った時に、貧困率はどのくらいかと聞かれることもあります。
その時、「東京都では○○%で、私の志望する○○区では○○%です。」などと入れる人は少ないので、これを言えるだけでも、面接官に「いいな」と思わせることができると思います。

やりたいことの施策の現状と課題の調査をやった方の面接では、そこまで調べているのかと言う声多数。
面接官が発言の内容に関心をもって、どんな考えなのか、どんな施策になっていくのかなど、未来のことについての質問が来たりなどで、その予算はどうなるかなどと聞かれた方もいるそうです。
もちろんそこまでは考えていないので「分かりません」と答えていますが、それでも問題はありません。

以上ですが、他にもそれぞれの背景によっては注意しないところもあります。
例えば、転職回数とか転職理由、休職履歴など気になる要素がある場合は、それぞれについてもしっかりと考えておく必要はあります。

あと少しで面接が始まりますが、まだ時間はありますので、徹底的に頑張っていきましょう。